虹のメガネをかけた青年
願い事②-2
「よーし。先週のテストを返すぞ。」

光田先生は声を張り上げて言う。「まずは足立!」

足立は教壇の所へ行き、答案用紙を返してもらう。

硬い表情をしていたので思ったより点数は低いのだろう。

「次、伊達!」


慶介は光田先生の下へ行き、

答案用紙を返してもらった。

そこには国語の点数が87点と書いてある。

隣の机の鈴木が点数を見て来た。

「えぇ!?慶介おまえすげーじゃん。」


慶介はドヤ顔で言った。

「一生懸命勉強したら、俺も出来るんだよ。」


その後テストは返ってき、数学82点、英語90点、

社会85点、化学83点とクラスでも

上位3本に入る優秀ぶりだった。


「今回は伊達。お前よく頑張ったな。すごい成長ぶりだよ。

カンニングでもしたのかと先生疑ってしまったが…、やればできるじゃないか!」


みんなの前で賞賛され慶介は非常にいい気持になった。

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