虹のメガネをかけた青年
人を救う仕事
「慶介!緊急だ。出動するぞ」

先輩隊員についていき、火事現場まで急行する。

慶介は人を救う人になりたいと思い、消防隊員になった。

今まで人を避けるようにして生きていたが、人と繋がって、人の為に何か出来る自分になりたいとあの事件以降考えていた。

あの件以来虹のメガネは色をなくし、黒色ではなく、錆びたなんとも言えない色をしている。

虹のメガネのおかけですごく豊かになったわけではないが、

人生において生きる目標が出来た。


駄目で不器用な奴でも、一生懸命やれば出来る。そう自分を信じる事が出来た。


 今も慶介の机の色には虹のメガネがおいてあり、レンズを通して慶介の頑張る姿が日々映し出されている。
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