えりな END.
あの後…
明かりをさえぎるように カーテンで窓をふさぎ 暗がりの部屋の中 敷いた布団の中にもぐりこんでいた。
人生初の恋に もちろん初の大失恋
ほんとに 同じトキを 裕馬君と過ごして生きていきたかった。
あたしじゃ どうしてダメだったのか
どうしてあの女の人だったのか 未だに納得もできてないどころか ただ出逢う順番が違っていただけにしか思えなかった。
「えりな?」
あたしの部屋として使っている扉の向こうから太一お兄ちゃんの声がした。
あたしを 心配してのことだろう
「なぁに?」
あたしは 一応に返事をする
「今日 帰ってから話しがあるんだ
聞いてくれるか?」
「話し?」
「えりなにとって大切な話しになると思うんだ」
「どんな?」
「もう時間ないから帰ってからな
そうゆうわけだから夜リビングに出てきてくれ」
「…」
あたしは躊躇し 言葉につまる
太一お兄ちゃんの玄関に向かう足音が聞こえ 遠くの方に消えていくのが分かる
今夜 話しを聞く気はある
ただ 返事をはっきりするまでをできないでいたあたしは、より深く布団にもぐりこんだ。
人生初の恋に もちろん初の大失恋
ほんとに 同じトキを 裕馬君と過ごして生きていきたかった。
あたしじゃ どうしてダメだったのか
どうしてあの女の人だったのか 未だに納得もできてないどころか ただ出逢う順番が違っていただけにしか思えなかった。
「えりな?」
あたしの部屋として使っている扉の向こうから太一お兄ちゃんの声がした。
あたしを 心配してのことだろう
「なぁに?」
あたしは 一応に返事をする
「今日 帰ってから話しがあるんだ
聞いてくれるか?」
「話し?」
「えりなにとって大切な話しになると思うんだ」
「どんな?」
「もう時間ないから帰ってからな
そうゆうわけだから夜リビングに出てきてくれ」
「…」
あたしは躊躇し 言葉につまる
太一お兄ちゃんの玄関に向かう足音が聞こえ 遠くの方に消えていくのが分かる
今夜 話しを聞く気はある
ただ 返事をはっきりするまでをできないでいたあたしは、より深く布団にもぐりこんだ。