えりな END.
一人は新しく増えて患者さんのようで きっと今日はレントゲンを絶対とるだろうと頭に入れておいた


それまでの暇な時間 洗うものをしたり


汚い所を掃除したりしているとすぐ12時になっていた


一人目の患者が来た事を知らせる音で迎える体制に入る


いつも来る人で 誰もいない院内なのですぐ呼び入れる


「多田さん どうぞ」


院長が 多田さんの治療を始める頃 新しく来た患者が来た事を知らされ 手の空いていたあたしが対応に向かった。


記入してもらうものを色々してもらっている間に カルテを作る用意をした


まだ カルテの用意は不慣れな為 もたついていると 記入を終えた患者が紙を持ってきていた。


「あの〜 書けました」


「あ はい 。 すみません。では 少し座ってお待ち下さい」


笑顔で言うと 患者も笑って「はい」と答えた。


大人でも 歯医者が嫌いな人は多いので いつも笑顔を心掛けている。


そうだ!忘れてた!


あたしは 大事な事を忘れていて患者を呼ぶ。


「佐伯さん すみません
保険証お持ちですか?」


「はい」


そう言い 出す男性
「どうぞ」と渡される。
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