えりな END.
今日 最後の診察を終え
片付けをして すぐ帰宅する。
あたしのいつもと変わらない日常となっている。
火曜日も同じように1時30分まで仕事をし帰る。
自転車置場の裏口を出ると 昨日の彼 佐伯龍さんがいた。
「佐伯さん?」
「あっ やっぱり君達は出入口が違ったんだね。
昨日 俺 入口の所で待っててさ いくら待っても誰も出て来ないから おかしいと思ったんだよ」
「どうしたんですか?」
「うん。仲良くなりたくてね…
こっちに友人も少ないし君の笑顔が気に入ったから」
そう言い はにかんだ笑顔の彼にあたしの方がその言葉を言ってしまいそうだった。
「やだもぅ 佐伯さんったら」
あたしと佐伯さんは足を動かしどこへ行くでもなく歩いて話しをした。
「あの…
さっき こっちに友人が少ないって言ってましたけど 地元の方じゃないんですか?」
「まず 君の名前が聞きたいな」
にっこり優しく言われ慌てて恥ずかしさもこみあげた
「あっ すみません!
えりなです!野上 えりな」
「えりなちゃんね。
うん。俺ね 関西から一年半前に出てきたばかりなんだ」
「でも 言葉…」
「あ〜 うまい?
こっちの人で ベタベタの関西弁にいい気しない人もいるだろうからさ」
「そうなんですか?
全然 気づかないくらいお上手です」
「えりなちゃんは地元の子?」
「えっと… 地元は少し離れてるんですが 今は 兄とここに住んでいて。
佐伯さんこそ ベタベタのってことは まさか…?」
あたしの心はドクンドクン高鳴る
「うん そ、大阪から出てきたけど 大阪にも実家から出て行ってたから すごく地元でもないけどね。
でも住んでたのも遊んでたらのもミナミが多かったからほとんど地元感覚だね」
「大阪… ミナミ…。
そうなんですか…」
あたしは 今 笑顔を保てているだろうか
彼に感じた似ている印象はそのせいだったんだと思った。
片付けをして すぐ帰宅する。
あたしのいつもと変わらない日常となっている。
火曜日も同じように1時30分まで仕事をし帰る。
自転車置場の裏口を出ると 昨日の彼 佐伯龍さんがいた。
「佐伯さん?」
「あっ やっぱり君達は出入口が違ったんだね。
昨日 俺 入口の所で待っててさ いくら待っても誰も出て来ないから おかしいと思ったんだよ」
「どうしたんですか?」
「うん。仲良くなりたくてね…
こっちに友人も少ないし君の笑顔が気に入ったから」
そう言い はにかんだ笑顔の彼にあたしの方がその言葉を言ってしまいそうだった。
「やだもぅ 佐伯さんったら」
あたしと佐伯さんは足を動かしどこへ行くでもなく歩いて話しをした。
「あの…
さっき こっちに友人が少ないって言ってましたけど 地元の方じゃないんですか?」
「まず 君の名前が聞きたいな」
にっこり優しく言われ慌てて恥ずかしさもこみあげた
「あっ すみません!
えりなです!野上 えりな」
「えりなちゃんね。
うん。俺ね 関西から一年半前に出てきたばかりなんだ」
「でも 言葉…」
「あ〜 うまい?
こっちの人で ベタベタの関西弁にいい気しない人もいるだろうからさ」
「そうなんですか?
全然 気づかないくらいお上手です」
「えりなちゃんは地元の子?」
「えっと… 地元は少し離れてるんですが 今は 兄とここに住んでいて。
佐伯さんこそ ベタベタのってことは まさか…?」
あたしの心はドクンドクン高鳴る
「うん そ、大阪から出てきたけど 大阪にも実家から出て行ってたから すごく地元でもないけどね。
でも住んでたのも遊んでたらのもミナミが多かったからほとんど地元感覚だね」
「大阪… ミナミ…。
そうなんですか…」
あたしは 今 笑顔を保てているだろうか
彼に感じた似ている印象はそのせいだったんだと思った。