えりな END.
「話さなくちゃいけない事は 1番大事な事は 他にもあるの
車 止めてもらっていい?」



「え?あ、あ うん」



龍は 何が何だか分からないといったまま車と停車させた。



あたしは呼吸を整えあたしのすべてに繋がる話しをしだす。



「龍 あたしから離れようと思うなら 二度と逢わなくてもいいからね」



「何言うんだよ?えりなちゃん?」



「あたしね…
もう保証がないの。
小さい頃病で生還させてもらったの
でも 12歳の時にも生還させてもらったの」



「え?」



「話すから聞いて。
あたしは養女なの。
両親はあたしを助ける為 あたしの兄が引き取られた家へ行ってくれて ママとパパと太一お兄ちゃんのママから3人から保証をもらうことができ 生還させてもらったの。
今のあたしがいるのは たくさんの命と想いのおかげ。
もちろん保証はなくて当然で それどころかあたしはママとパパと太一お兄ちゃんのママの命まで使わせてしまってるの…
だから… あたしは 普通とは違うし必ず幸せにならなくちゃいけないとも思っていて誰も悲しませたくないの…
恋をするのも 欲張っちゃいけなかったんだけど…」



必死にやっと話しあたしは黙りこんだ



もうこれ以上 辛く話せない
龍が答えを出せるには十分話しはしたはずだ
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