嘘と秘密~空白の恋~
予想外
「先輩、ありがとうございました」
保健室に連れてきて、ベットに横たわらせると、本郷さんは目を覚ました。
保険医の先生は「軽い貧血ねー。気を付けるのよー」なんて言ってた。
「全然。体、大事にね」
「また先輩に貸しが増えましたね」
無理に笑顔を作って言う本郷さん。
「辛いなら笑わなくていいからね。…見てるこっちが苦しくなる」
すると急に泣きそうな顔をした。
えっ…?
俺、泣かせるようなこと言った…!?
ひとりであせあせしていると、本郷さんがフッと笑った。
さっきとは違ってちゃんと笑えている。
あれ、どうした?
「先輩、面白いですね」
保健室に連れてきて、ベットに横たわらせると、本郷さんは目を覚ました。
保険医の先生は「軽い貧血ねー。気を付けるのよー」なんて言ってた。
「全然。体、大事にね」
「また先輩に貸しが増えましたね」
無理に笑顔を作って言う本郷さん。
「辛いなら笑わなくていいからね。…見てるこっちが苦しくなる」
すると急に泣きそうな顔をした。
えっ…?
俺、泣かせるようなこと言った…!?
ひとりであせあせしていると、本郷さんがフッと笑った。
さっきとは違ってちゃんと笑えている。
あれ、どうした?
「先輩、面白いですね」