嘘と秘密~空白の恋~



お昼の屋上には月城さんはおろか誰もいなかった。


仕方ないか。


授業が終わってすぐ行ったわけだし。


では。


いつも月城さんが立って練習していそうな場所に寝転がる。


あ、痛い…。


てか地面、固すぎ…。


我慢だ、我慢。


俺はゆっくり目を閉じる。


だけど数秒後にすぐに目を開けた。


全然、眠くない…。


あ、そうだった…。


俺、昨日10時に寝たんだった…。

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