嘘と秘密~空白の恋~
阿久津姉は控えめに手を振っている。


そこらじゅうにいる男子がメロメロになっている。


「続きましてエントリーナンバー2、阿久津美音さんです!!」


再び上がる歓声。


あ、つっきーは最後なんだ…。


阿久津妹がヒョコっと袖から姿を現した。


そしてクシャッと笑う。


その姿に卒倒しかける男子の皆様。


すごい破壊力。


男のツボを理解しすぎだと思う。


ま、俺は好みじゃありませんが。


阿久津妹は姉の横に並んだ。


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