嘘と秘密~空白の恋~
「じゃ、自己紹介でもして頂きましょうかねー?」
つっきーの顔が一瞬だけ、ほんの一瞬だけひきつったのが分かった。
喋らされるとは思ってなかったのだろう。
つっきーが俯く。
司会者は阿久津姉にマイクを渡す。
阿久津姉がペコリと頭を下げた。
「1年1組の阿久津真琴です。吹奏楽部でフルートを吹いています。…えっと…好きな食べ物はいちごです!!」
相当緊張したのか、肩で息をしている。
そんな阿久津姉を見て、「かわいい」なんて声が会場から上がる。
かわいい…?
行動が?
それとも顔が?
どっちにしろつっきーの方がかわいいから。
つっきーの顔が一瞬だけ、ほんの一瞬だけひきつったのが分かった。
喋らされるとは思ってなかったのだろう。
つっきーが俯く。
司会者は阿久津姉にマイクを渡す。
阿久津姉がペコリと頭を下げた。
「1年1組の阿久津真琴です。吹奏楽部でフルートを吹いています。…えっと…好きな食べ物はいちごです!!」
相当緊張したのか、肩で息をしている。
そんな阿久津姉を見て、「かわいい」なんて声が会場から上がる。
かわいい…?
行動が?
それとも顔が?
どっちにしろつっきーの方がかわいいから。