嘘と秘密~空白の恋~
俺は反射的にその教室に入った。


で、そこで見た光景。


壁際まで追い込んでいる男と、追い込まれているつっきー。


…って、つっきー!?


「あ、ざわくん!!」


俺に気付いたつっきーが叫ぶ。


「…何してるの?」


俺はその男に冷ややかな視線を送る。


その男はチッと舌打ちをした。


「何って…キスしようとしただけ」


…は?


「何で?」


「告白してやったのに、断るから」


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