嘘と秘密~空白の恋~




「ざわくんだよ」




落ち着いた大好きな声が耳に入ってきた。


「へ?」


思わず間抜けな声が漏れる。


つっきーはさっきの恋してますの笑顔を向けてくる。


…あの、夢でしょうか…?


「え、えっと…」


「あたし、ざわくんが好き。…あ、芹沢恭也が好き」


2回も好きと言われ、顔が赤くなる。


心臓が激しく動く。


…ヤバイ…。


今の方がすごくドキドキする。


< 73 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop