嘘と秘密~空白の恋~
唇を離すと、美羽は照れ臭そうに笑っていた。


「不意打ちはずるいよ」


なんて笑う美羽はキレイ。


「美羽も突然俺の名前呼んできたじゃん?あれもなんだかんだ言って不意打ちだから」


俺はいたずらっ子っぽく笑う。


美羽は頬を膨らませた。


その表情もまた可愛い。



「って、あ!!時間、ヤバイ!!」


美羽が近くにある時計を見ながら言う。


確かにもうそろそろだ。


美羽はさりげなく俺に近付いた。


何をするんだろうと思っていると。


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