エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
「リンダの後輩てことはハーバードか、すごいじゃん~」

「ルックスも超かっこいいし」

「でも一時的なサポートって何するのかな」

「リンダのサポートっていうことは、つまり私たちの上司になるってこと?」

「きゃーーー」

短いミーティングの後は沃野君の話題で早くももちきりだった。

そりゃそうだろう。

この会社にはルックス的にいけてる男子が少なすぎる。

席に戻る途中で携帯電話が鳴った。

知らない番号だったが電話にでると、
「沃野だ。お母さんからこの番号を聞いておいた。知り合いだということ誰にも言わないで。じゃ」とだけ言って電話が切れた。」

この状況で自分と沃野君との関係をみんなに説明するのも面倒なので葵も何も言うつもりはなかった。

ただ同じ会社で働くなら昨日のうちに言ってくれればこんなにびっくりしなかったのに、と思っただけだった。
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