エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
この状況で自分と沃野君との関係をみんなに説明するのも面倒なので、葵も何も言うつもりはなかった。
ただ同じ会社で働くなら昨日のうちに言ってくれればこんなにびっくりしなかったのに、と思っただけだ。
机に戻ってまずパソコンのメールを確認する。
リンダからリサと葵宛てにメールが入っていた。
内容は先週からサイトにアップした新企画の状況をまとめてリポートしろというものだ。
リンダはせっかちだ。
早く返事をしておく必要があると思ったところで、やはりメールを読んだリサがやってきた。
「リンダからのメール読んだ?」
「はい、今」
「これ私が返事しておくから。あなた、これから次の打ち合わせでしょう」
珍しく親切な物言いに不安がよぎる。
けれど来客との打ち合わせの時間が迫っていたので葵は「あ、じゃあお願いします」と言って席を立った。
ただ同じ会社で働くなら昨日のうちに言ってくれればこんなにびっくりしなかったのに、と思っただけだ。
机に戻ってまずパソコンのメールを確認する。
リンダからリサと葵宛てにメールが入っていた。
内容は先週からサイトにアップした新企画の状況をまとめてリポートしろというものだ。
リンダはせっかちだ。
早く返事をしておく必要があると思ったところで、やはりメールを読んだリサがやってきた。
「リンダからのメール読んだ?」
「はい、今」
「これ私が返事しておくから。あなた、これから次の打ち合わせでしょう」
珍しく親切な物言いに不安がよぎる。
けれど来客との打ち合わせの時間が迫っていたので葵は「あ、じゃあお願いします」と言って席を立った。