エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
はあ、と葵はため息をつく。

そしてこれからのやり取りをイメージする。

「すみません、今までずっと打ち合わせだったので」

「じゃあなんで12時までに出すなんて言ったの?」

「それはリサさんが多分私が打ち合わせだと知らないで返信してくれたのだと……」

「何でリサに返信させるの?」

「それはリサさんが……」

「リサリサって、あなたには自分で進んでやろうという気持ちが足りないわね」

とかなんとかなるのだろう、そう考えてもう一度葵はため息をつく。

だが実際はもっと悪かった。
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