エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
「私、もう行かなくちゃ」
葵はコンビニのビニール袋にごみを入れてベンチから立ち上がった。
と、その時「よっ」と小さく声をかけ、沃野がコンビニの袋を下げていないほうの左手のひらを握って立ちあがった。
「あ、」
葵はその瞬間、バランスを崩してよろけてしまい、その体を沃野に抱きとめられた。
あわててすぐに態勢を戻そうとしたが左手は沃野に握られたままだし、背中に腕を回され動けない。
「ごめん。急に引っ張るからよろけちゃった」
沃野の胸に顔をうずめたまま葵が謝ると、「葵さんはあぶなっかしいな」と、葵を抱いた腕に少しだけ力を入れて沃野がつぶやいた。
葵はコンビニのビニール袋にごみを入れてベンチから立ち上がった。
と、その時「よっ」と小さく声をかけ、沃野がコンビニの袋を下げていないほうの左手のひらを握って立ちあがった。
「あ、」
葵はその瞬間、バランスを崩してよろけてしまい、その体を沃野に抱きとめられた。
あわててすぐに態勢を戻そうとしたが左手は沃野に握られたままだし、背中に腕を回され動けない。
「ごめん。急に引っ張るからよろけちゃった」
沃野の胸に顔をうずめたまま葵が謝ると、「葵さんはあぶなっかしいな」と、葵を抱いた腕に少しだけ力を入れて沃野がつぶやいた。