エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
裕也が連れて行ったくれた店は、会社から7分ほど歩いたところにある和食の店だった。
テーブル席が10にカウンターという、こぢんまりとした、活気はあるけど落ち着いた雰囲気の店だった。
「へえ、こんなお店が会社の近くにあったのね」
「ここは会社の人とはほとんど来たことない隠れ家みたいな店で、友達から教えてもらったんだ」
“会社の人とはほとんど来たことがない”
裕也はまた何気なく、葵に対しての特別感を言葉に含んだ。
「そうなんだ。いい感じのお店だね」
再びドキドキしながらジャケットを脱ぎ、椅子に座ったところで店の扉ががらりと開いた。
「お、いらっしゃい」とカウンターの奥から、いかにもなじみ客に対する親しげな声がかかり、葵は思わず振り向いた。
「あ、沃野さんだ……」
会社の人とは訪れない店に、沃野が突然現れたことに裕也は驚いていた。
しかし沃野は「あれ、葵さんこんな場所で偶然だね」としらじらしく声をかけ、「えっと……」といってこれまたしらじらしく裕也に視線をなげかける。
テーブル席が10にカウンターという、こぢんまりとした、活気はあるけど落ち着いた雰囲気の店だった。
「へえ、こんなお店が会社の近くにあったのね」
「ここは会社の人とはほとんど来たことない隠れ家みたいな店で、友達から教えてもらったんだ」
“会社の人とはほとんど来たことがない”
裕也はまた何気なく、葵に対しての特別感を言葉に含んだ。
「そうなんだ。いい感じのお店だね」
再びドキドキしながらジャケットを脱ぎ、椅子に座ったところで店の扉ががらりと開いた。
「お、いらっしゃい」とカウンターの奥から、いかにもなじみ客に対する親しげな声がかかり、葵は思わず振り向いた。
「あ、沃野さんだ……」
会社の人とは訪れない店に、沃野が突然現れたことに裕也は驚いていた。
しかし沃野は「あれ、葵さんこんな場所で偶然だね」としらじらしく声をかけ、「えっと……」といってこれまたしらじらしく裕也に視線をなげかける。