この気持ちをあなたに伝えたい
昔の最愛は人見知りが激しくて、礼雅や両親に甘えていた。小さい頃の話を美鈴は礼雅と笑いながら話を聞いていた。
大学生の最愛は何でも自分でやろうとする頑張り屋になっていて、甘えることすらしなくなった。無理をしないように言っても、言うことを聞かなくなった。
「最愛がどうして口調を変えたのか、理由を知っていますか?」
「うん、それは本人から聞いたよ。予防線だよね?」
「そうです」
最愛の予防線について話をした途端にさっきまで明るかった美鈴の表情が暗くなる。
だけど、すぐに明るい笑顔を見せ、礼雅に話しかけた。
「驚きましたよね? やっぱり・・・・・・」
「うん、最初は驚いたよ。ついこの間まで可愛らしく話していたからね」
口調が変わったことに驚いたのは最愛も同じだった。礼雅がいつも優しい口調で話していたから、最愛も戸惑っていた。
「最愛が口調を変えたのは高校生だよね?」
「そうです・・・・・・」
最愛がいつから口調を変えたのか、美鈴が教える。
「やっぱりその頃・・・・・・」
「高校二年生の頃ですよ。最愛、男子から何度か告白をされていて・・・・・・」
告白される度に最愛は重く感じていて、表情を曇らせることが多かった。告白してくる相手はこれっぽっちも最愛を理解していなくて、告白する人達ばかりだった。
大学生の最愛は何でも自分でやろうとする頑張り屋になっていて、甘えることすらしなくなった。無理をしないように言っても、言うことを聞かなくなった。
「最愛がどうして口調を変えたのか、理由を知っていますか?」
「うん、それは本人から聞いたよ。予防線だよね?」
「そうです」
最愛の予防線について話をした途端にさっきまで明るかった美鈴の表情が暗くなる。
だけど、すぐに明るい笑顔を見せ、礼雅に話しかけた。
「驚きましたよね? やっぱり・・・・・・」
「うん、最初は驚いたよ。ついこの間まで可愛らしく話していたからね」
口調が変わったことに驚いたのは最愛も同じだった。礼雅がいつも優しい口調で話していたから、最愛も戸惑っていた。
「最愛が口調を変えたのは高校生だよね?」
「そうです・・・・・・」
最愛がいつから口調を変えたのか、美鈴が教える。
「やっぱりその頃・・・・・・」
「高校二年生の頃ですよ。最愛、男子から何度か告白をされていて・・・・・・」
告白される度に最愛は重く感じていて、表情を曇らせることが多かった。告白してくる相手はこれっぽっちも最愛を理解していなくて、告白する人達ばかりだった。