この気持ちをあなたに伝えたい
最愛から見て、美鈴は餌打の好みの異性とかけ離れているように見える。明らかに恋愛初心者であることがわかるのに、餌打は美鈴に告白をした。
優しく接していたのに、ある日急に態度が一変し、美鈴が餌打に直接話をしようとしても、相手にされなくなった。そうなったのは最愛の存在だけではないはずだ。
「あたし、重かったのかもしれない・・・・・・」
「・・・・・・重い? 何が?」
どういうことなのかわからず、最愛は首を傾げる。
「初めてできた彼氏だったから、いろいろなことをしたのだけれど、彼は嫌だったみたい・・・・・・」
美鈴がやったことはデートの日に弁当を作ることや週に一、二回のペースで菓子を作ることなどをしていた。最愛はそれに重さは感じなかった。
もっと回数が多かったら、重く感じられていたのかもしれないが、実際はそうではない。
「ごめん、こんな話ばかり聞かせて・・・・・・」
「気にしないで。私だったら、そういうことをされたら嬉しいのに・・・・・・」
「本当? じゃあ、今度、菓子を作ったら食べてくれる?」
このとき初めて美鈴が菓子を作ることができることを知った。
「うん、食べる! 菓子作りが得意なんてすごいね」
何を作ってくれるのか気になっていると、内緒にされた。
「あ、食べたい菓子とかある?」
「ケーキとか、焼き菓子が好きだよ。私も何か作ろうかな? そしたら交換できるでしょ?」
「わあっ! 楽しみ!」
最愛と話すようになってから、美鈴の本来の明るさを取り戻した。最愛に向けていた敵意はすっかりなくなっている。
優しく接していたのに、ある日急に態度が一変し、美鈴が餌打に直接話をしようとしても、相手にされなくなった。そうなったのは最愛の存在だけではないはずだ。
「あたし、重かったのかもしれない・・・・・・」
「・・・・・・重い? 何が?」
どういうことなのかわからず、最愛は首を傾げる。
「初めてできた彼氏だったから、いろいろなことをしたのだけれど、彼は嫌だったみたい・・・・・・」
美鈴がやったことはデートの日に弁当を作ることや週に一、二回のペースで菓子を作ることなどをしていた。最愛はそれに重さは感じなかった。
もっと回数が多かったら、重く感じられていたのかもしれないが、実際はそうではない。
「ごめん、こんな話ばかり聞かせて・・・・・・」
「気にしないで。私だったら、そういうことをされたら嬉しいのに・・・・・・」
「本当? じゃあ、今度、菓子を作ったら食べてくれる?」
このとき初めて美鈴が菓子を作ることができることを知った。
「うん、食べる! 菓子作りが得意なんてすごいね」
何を作ってくれるのか気になっていると、内緒にされた。
「あ、食べたい菓子とかある?」
「ケーキとか、焼き菓子が好きだよ。私も何か作ろうかな? そしたら交換できるでしょ?」
「わあっ! 楽しみ!」
最愛と話すようになってから、美鈴の本来の明るさを取り戻した。最愛に向けていた敵意はすっかりなくなっている。