俺がいるから。
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........................
「........だぁぁあああっもうっっ!!!!」
なんで朝からこんなに走るのよ!!
「づがれ゙だあ゙ぁ゙ーーー!!!」
もう!!
朝は嫌い!!
日直はもっと嫌い!!!
この怒りをパワーに...
「いけっ!!スーパー遙花ばずーかぁぁあ!!!!!」
バビュ-ン!!!!!!!!
「....なーんてね、はい休憩。ったぁ!!」
「ってえ!」
私は痛む首をおさえて振り返った
「急に立ち止まんなドアホ!ばかはる!」
私のことを「はる」と呼ぶのはただ一人...
「....裕太??」
え、なんで裕太がここに?
私より早く家出てるはずなんだけども....
あるぇ?
「あそこのT字路、俺いつもあそこで友達待ってんの」
ほうほう。
「こっちに曲がったらちょうど死角だもんなww」
あーそっかあ!
だから気付かなかったのか私!!
なーるほどねえ!
って、なるわけないでしょうが!!!
「T字路から随分過ぎてるよ!?
どんだけつけてたのさ!!!!」
もし遙花ばずーか聞かれてたら
恥ずかしすぎて死にたい
「面白かったから、ついw」
そしてふへっと笑う裕太
私はこの笑顔が大好きだ。
笑った時の目尻とか、かすかに見える白い歯とか。
小さい時から変わらない、笑うと首をかしげる癖。
昔の裕太を知ってるのは、
お姉ちゃんの特権なんだからね!どや!!