恋愛の神様

母親がピーとして戻ってきたように。

一代目が二代目になって一緒にいたように。

二代目が消えて三代目が現れたように。

三代目が消えても、いつか、形を変えても必ず戻ってくる。

『キレイナコエ』って言うんだ。


でも、放し難いってのは正直な気持ち。

だって今度のピーは抱き心地イイんだよねー。

さすがに鳥では抱きしめにくくて、今回ニンゲンの形でよかったなーとつくづく思う。

あのほにゃっと温かい塊を抱っこしてると至極の幸せ。

寒い日に残り最後の肉まんと巡り合った、…みたいな?

こないだタツキも抱っこしてたけど、やっぱりそー思ったんじゃないかな。

今度の休日はピーを抱っこしてぬくぬくして過ごそ。

常日頃迷惑掛けてるお詫びに、タツキも誘ってあげよっと。

ピー大好きなタツキだもんね。
きっと喜ぶよ。

幸せは一人占めするより共有した方がイイと思うし。






あ……思いだしたらぬくぬくしたくなったなー。


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