恋愛の神様


「すすすスミマセン。申し訳アリマセン。どうか狼藉をオユルシクダサイィィ。」


平謝りするワタクシにハクトさんは「仕方ないなぁ……」とぼやきました。

その温情溢れるお言葉にほっとして顔を上げたのもつかの間です。


「……せっかくだから、とりあえずコレなんとかしとこ……」


意味を理解しようとした矢先、いきなり手首をわしっと掴まれました。


「ぎぃやややや――――――――ぁぁぁぁ!!」

「……その反応、傷つく……ピーの所為なのに…」


傷つくってアナタ!ワタクシこそショックで憤死しそうですが!?


掴まれた手は、元気一杯に立ちあがったソレに宛がわれました。
ご丁寧に上からハクトさんの手が覆っているため、放す事も出来ません。


「なんとかするのはお一人でお願いします!」

「…えぇ…ピーの所為なんだからピーが責任もってなんとかして…」


ワタクシの手を覆ったままハクトさんの手が上下に動きだします。


「ひぃっ……いきなり始めないでくださっ、ぅ……大きく…」


健全な男子の反応に漏れず、手の中のモノが刺激に対して容量を増しました。


「い、今跳ね…後生だから、感じないで下さいぃぃ」

「……その実況?…ちょっとコウフン、する、よね?」


場違いに感心した風な呟きにワタクシは口を噤みました。


サービスじゃありませんって!


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