恋愛の神様
野山小鳥
※※※kotori noyama※※※
次の日、ワタクシは体調不良を理由に会社を休みました。
そんなワタクシに付き合うように、ハクトさんもタツキさんも家にいます。
「って、いいんですか!?たかがペットの為に休日なんかとっちゃって!!」
「いーのいーの。こういう時の為に普段頑張って仕事してんだから。」
焦るのはワタクシだけで二人はまるで取り合いません。
それでペットと家族の仲睦い休日でございます。
徐にインターフォンが鳴りました。
「メズラシイですね。ココへお客様がいらっしゃるなんて。」
「うん。ちょっとした知り合い。用があったからココへ呼んだんだ。悪いけど上がってきたらお出迎えお願いね、ピー。」
「はい。」
インターフォンで相手を確認しエントランスのロックを解除したハクトさんがワタクシに向かってそう言います。
程なくして玄関のチャイムが鳴りましたので言いつけどおりに玄関へ向かいました。
「いらっしゃいま……………く、草賀さん!?」