片想いが、両想いになる瞬間。
きてほしくない放課後。
春さんは、やはり迎えにきて、
三浦君の腕を組んで歩いていく。
私達は、後ろにいた。
辛い。
苦しい。
今にも、崩れ落ちそう。
ミク「大丈夫…?」
リイナ「え…?」
ヤマト「泣きそうな顔してるよ…?」
リイナ「大丈夫だ…よ。」
リョウヤ「どうかしたのか?」
私達より、前を歩いてる三浦君達。
三浦君は気づいたのか、私達の所にきた。
リイナ「…。」
何も言えなかった。
三浦君の後ろにいる春さんが
私を睨んでるんだもん。
ヤマト「おい、春!てめぇ、リナちゃんの事を睨んでんじゃねーよ。」
ミク「ほんとだよ!何様のつもりだよ!」
ハル「私何もしてないじゃない!凌夜、もう行こうよ!その子も、大丈夫みたいじゃん?」
リョウヤ「大丈夫?どこをどう見てそうなんだよ…震えてんじゃねーか。」
ハル「なんなのよ!凌夜まで!もう、帰る!!」
リイナ「ごめんね…皆…。」
私は睨まれると、
震える。
私は、小中学のとき、
イジメられてた。
助けてくれるのは、美來だけだったんだ。