Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「ちょうどよかった。
ホテルと不動産事業があった。
マシューを手伝ってこい」
その辺りは想定内であった。
今、外資は日本のホテル事業に力を入れている。
人気のある古都、京都に計画が目白押しだ。
そして東京の不動産は世界的に見れば、まだまだ値段が低い。
だが日本人の好みは難しく、日本支社代表のマシューも手こずっているとか。
半分、日本人の上に、生活をしていた怜士の思考は役に立つだろう。
だけど二事業をやってこいって?
仕事が体一杯で、本来の目的である麗華に関わる時間が無くなりそうだ。
だがここで言っても無駄なのはわかっている。