Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「わかりました。
 ここの引継ぎが終わり次第、早速に飛びます」
「結果を。
 楽しみにしている」


口の端がにやりと笑った。


その笑い方が自分とそっくりなのを怜士は知っている。


「ええ。
 もちろんです」


怜士も笑い返し、一礼すると部屋を退去した。


「ケビン、フレッド、あとニコラス」
「あとってなんですか」
「きゃんきゃん言わない」


フレッドがニコラスの首元を抑えた。


「日本に行くぞ」


ケビンは片眉をあげ、フレッドはちょっと考え込み、ニコラスは顔を輝かせている。
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