Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
中等部生になって雑誌の読モをやり始めたから、年度が替わるごとのいつものことだった。
大学生になって、某雑誌の専属になったから、今年は特に多いかもしれない。
自分が表紙の雑誌が購買会に置いてある今月は特に。
ありがたいことに容姿には、恵まれた。
でも何も役に立たなかった。
所詮、その人の好みではなかったら、意味がない。
「おはよう」
やや不機嫌な声でぼそりと呟いて美和が隣の席についた。
「どうしたの?」
「眠い」
「なんで」
「昨日、碧ちゃんと夕食を食べに行って、そして」
「はいはい」
相変わらずの美和の行動に麗華は流した。