Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「やっぱ、そうだよね~。
 行くよね、そっち」


はっはっはと男前に笑って、グラスを飲み干した。


「おいおい、麗華、飲みすぎ。
 ほら、このチーズを食べろよ。
 おいしいぞ」

「平気。
 もうちょっとだけでいいから、頭良かったらなあ。
 おかわり」

「やめなさいって」

「美和、うるさい。
 売り上げに貢献しているんでしょ」

「あなたに払わせられないでしょ。
 というか、いつももらってないじゃない」

「美人なんて、いいのは若い時だけだよねえ。
 美人で性格が良ければったって、性格は心がけ次第と親の躾で良くなるじゃない。
 頭ばっかりは、どうにもなんないもんね。
 3拍子そろっている人には勝てませんって」


そして怜士の周りに、そろっている女の数の多いこと。
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