Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「どうせだったら、家に連れて帰ってほしかったんですが」
「大丈夫。
 きちんとお母さんにはお伝えしておいたから」
「最悪~」


さらに麗華は髪の毛をかきむしる。


怜士はくすりと笑って指を伸ばした。


「おまえ、ぐっちゃぐちゃ」


指で梳いてやると、大人しく梳かれるがままになっている。


というか、そのことに気を留めている余裕がないらしい。
< 239 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop