Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「彼女の身の安全の」
「彼女?」


あがいても無駄だとは思ったものの、聞き返す。


「宮内麗華の」
「意味がわからない」


そう言いながらも立ち去れないことに答えは出ているのだろう。


クリストファーは薄く口元で笑った。


「僕たちが、彼女に危害を加えることは無いでしょう」


クリストファーは続けた。


「そして金づるを失わないように、これから現れる敵からも」


それはつまり、だ。


ここでNoといえば、その反対ということか。
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