Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


別に一緒に住んでいたわけではない。


顔を合わせるのは仕事の時だけ。


でも同じ血が流れていると感じることは多々あった。


日本で今泉の家にいる時に感じた違和感。


でもこの男と一緒に過ごす時はなかった。


考え方や捉え方、行動のとり方、本能的に同じだった。


嫌いなのか、憎んでいるのか、わからないこの男と、自分は確かに同一だ。


その男が死んで、悲しみはなかった。


虚無感もない。


事実だけだ。


タイムリミットだな・・・。
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