Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「気づいていないんですか?
ボスが時々、ドーナツショップに行っていること。
秘書失格ですよ」
「し・・りません」
がくーっとうなだれる。
「運転手とボディーガードにコンタクトをとっていないと駄目ですよ。
以前、道が混んでいたので、運転手がアポに間に合わせるために裏道を使ったことがあったんです。
で、信号待ちでたまたま止っていたところ、そこにドーナツショップがあり、店内が見えたんでしょうね」
「また金髪碧眼ですか!」
ニコラスが叫んだ。
「ばかだな~おまえ」
「本当です。
僕たちの後輩と思えません」
「え、だって・・・。
え?」