Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「それにボス自信、早く把握したい気持ちもありますから。
 その内、牙をむきますよ」


フレッドは愉快そうに言うと、ケビンもにやにやと笑っている。


「でも、そんなんでボス、持ちますか?」


ニコラスがぼそりというと、二人が固まった。


二人ともあえて目をそらせているのだろう。


「ニコラス。
 何かしようと考えないように。
 君が動いたら、酷いことになるだけです。
 ここはまだ様子見ですよ」
「わかりましたよ・・・」


ニコラスは“だけど”と“でも”をぶつぶつと繰り返し呟いている。
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