Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「今泉のやりたい規模で、都合のいい時期でいいよ」
「・・・ああそう。
 じゃあ、そうさせてもらう」
「うん」
「・・あなた、本当にベッドの中でシバくよ」
「へ?」


いまだに“今泉”だ。


しかも気づいていない。


「明日、ジェットを羽田に向かわせるから、それに乗ってきて」
「えぇ?」
「引継ぎも終わったし、結納も終わっているんだから、問題ないよね。
 式は早くても半年後でないと準備が間に合わないけど、法的な手続きはすぐにとれるから、一緒に住めるでしょ。
 お父さんには、この後、電話で伝える」
「はあ?」


いきなり俺様的な進め方だ。
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