Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
そんなに仕事をするのを嫌なら、なんで継いだんだろ。
「怜士って人と関わるのが面倒な上、マイペースなのに、よく継ぐ気になったね」
表情を止めてまじまじと見下ろされる。
そんなに変なことを聞いただろうか。
軽く息を吐いて微妙に視線を外される。
「優先事項。
生き抜くことだったから。
そうしたら、こういうことになっただけ」
「うわっ、なんかすごく、成り行きまかせ?
それでその立場?
恨み買うよ」
「ああ、もう買ってる」
嫌なことを思い出した。