Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪

「勉強?
 偉いね~」


さわやかに笑顔を見せた。


髪型にも服装にも気を配り、顔もなかなか整っているから、もてるのだろう。


その自負もありそうだ。


だから声をかけてきたのだろう。


雑誌の表紙を飾るようになってから、大学で声をかけてくるのは、下から一緒だったか、自分に自信があるかだ。


麗華に彼氏がいないらしい噂から、あわよくばと考える男子がいるみたいだった。


興味ないけど。


「あ、今日やったところ?
 もう復習してるの?」
「復習ってか、なんというか」


そうか、さっきの法学概論の授業で一緒だったか。
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