*シンナ王国物語*
第一章◇全ての始まり
◆『神』の孤独
・・・・・・・・・。
ここは、何もない。
『音』も『光』も・・・・・・・・・
『命』もない場所。
いや、そこには、何かがいた。
そう、全てを造り出したと言われる神だ。
神は、100000000歳。
白・・・いや、銀色の立派な髭を持っているが、若々しく、また、優しげだ。
しかし、神は悲しかった。
・・・自分以外に何も、誰もいないのが
。
だから、神は、『シンナ』を生み出した。
自分に与えられた、全ての力を使って。
「かみ・・・しゃま・・・」
「おぉっ!?口が利けるのか?」
そういうと、シンナはニコッと笑った。
『無』に、『光』と『人』・・・
そして、『愛』と『喜び』がうまれた。