君と奏でるノクターン
2話/愛は花 in ウィーン
「宗月、どういうことだ!?」
ピアノに向かい、続けて曲を弾く宗月。
マネジャーのハインツが問いただす。
「言葉の通りだが」
「宗月、何を考えている!?」
「ヴァイオリン演奏を合わせていて、純粋に詩月のピアノが聴きたくなった」
「詩月にショパンでも弾かせるつもりか?」
「聴きたいと思わない……か」
投げ掛けた宗月の問いかけを遮り、ユリウスが叫びながら、けたたましく舞台に乗り込んできた。
「宗月、詩月は何処だ!?」
「ユリウス!? どうした、血相を変えて」
「詩月なら、今しがたミヒャエルと……」
「!?……朝から発作を起こして熱も高かった」
「!!…… ……」
「大人しく寝てると思っていた……マルグリットが目を離した隙に」
「ウソだろ……」
ピアノに向かい、続けて曲を弾く宗月。
マネジャーのハインツが問いただす。
「言葉の通りだが」
「宗月、何を考えている!?」
「ヴァイオリン演奏を合わせていて、純粋に詩月のピアノが聴きたくなった」
「詩月にショパンでも弾かせるつもりか?」
「聴きたいと思わない……か」
投げ掛けた宗月の問いかけを遮り、ユリウスが叫びながら、けたたましく舞台に乗り込んできた。
「宗月、詩月は何処だ!?」
「ユリウス!? どうした、血相を変えて」
「詩月なら、今しがたミヒャエルと……」
「!?……朝から発作を起こして熱も高かった」
「!!…… ……」
「大人しく寝てると思っていた……マルグリットが目を離した隙に」
「ウソだろ……」