君と奏でるノクターン
「あの曲、オケで第九と一緒に弾いてるけど、好評なんだ。けど、あいつのソロ演奏の方が、グッと曲が映えるって思う」
「わたし、正門の像の下で、周桜くんの演奏を聴いたの」
「へぇ~、粋なことをするな」
「その時に、ピアノとのアンサンブル楽譜も貰ったの」
「あ~、俺もそれはもらった。留学の準備で慌ただしかっただろうに、ヴァイオリンソロ楽譜とピアノとのアンサンブル楽譜、それとオーケストラ用の3種類をよく仕上げたよな」
「大丈夫なの? ソロ楽譜とピアノのアンサンブルはともかく、オケ用の楽譜って?」
「あ~、オケ用は俺とNフィルのコンマス如月さんと、指揮者のジョルジュ氏も携わったから、問題ない。CDには3種類全部入るよ」
「楽しみね。だけど……公表したら、御加護って薄れないのかな」
「わたし、正門の像の下で、周桜くんの演奏を聴いたの」
「へぇ~、粋なことをするな」
「その時に、ピアノとのアンサンブル楽譜も貰ったの」
「あ~、俺もそれはもらった。留学の準備で慌ただしかっただろうに、ヴァイオリンソロ楽譜とピアノとのアンサンブル楽譜、それとオーケストラ用の3種類をよく仕上げたよな」
「大丈夫なの? ソロ楽譜とピアノのアンサンブルはともかく、オケ用の楽譜って?」
「あ~、オケ用は俺とNフィルのコンマス如月さんと、指揮者のジョルジュ氏も携わったから、問題ない。CDには3種類全部入るよ」
「楽しみね。だけど……公表したら、御加護って薄れないのかな」