君と奏でるノクターン
貢は郁子を見つめ、考えるような仕草をする。
「まあ、気にしないでおこう」と呟き、「あははは」と暢気に笑う。
「あの伝説って毎回、同じ旋律が聴こえるのかどうかも不明だしな」
「そうなの?」
「クリアした奴、周桜以外聞かないし。あいつ、凄い強運だよな」
「それは言えてる。メール、CDの話題で来るかしら?」
「来ないなら、俺が喧しく言ってやる。それでもダメなら理久の出番だな」
「理久ね~、確かに幼なじみで兄貴分の理久から言われたら、嫌でも返信してくるわね」
「まあ、便りのないのは良い返事とも言うぞ」
貢は、おおらかに笑ってみせる。
「クリスマスカードに、プレゼント付けて送ってやれよ。向こうの冬は氷点下にもなるくらい寒いらしいから」
郁子は薄く頬を染め、しおらしく頷く。
「まあ、気にしないでおこう」と呟き、「あははは」と暢気に笑う。
「あの伝説って毎回、同じ旋律が聴こえるのかどうかも不明だしな」
「そうなの?」
「クリアした奴、周桜以外聞かないし。あいつ、凄い強運だよな」
「それは言えてる。メール、CDの話題で来るかしら?」
「来ないなら、俺が喧しく言ってやる。それでもダメなら理久の出番だな」
「理久ね~、確かに幼なじみで兄貴分の理久から言われたら、嫌でも返信してくるわね」
「まあ、便りのないのは良い返事とも言うぞ」
貢は、おおらかに笑ってみせる。
「クリスマスカードに、プレゼント付けて送ってやれよ。向こうの冬は氷点下にもなるくらい寒いらしいから」
郁子は薄く頬を染め、しおらしく頷く。