君と奏でるノクターン
「周桜がケルントナー通りで、ヴァイオリンを弾いてる動画を観た時、ピアノがあればなって思ったけど」
「あの動画の演奏ってソロバージョンではなかったってこと?」
「おそらくね、この楽譜はピアノとヴァイオリンの二重奏の形に、一応なっているけれど、俺たちが周桜と完成させた二重奏の楽譜とは違う」
「今、聴こえてる演奏が貢たちと手直しした楽譜なの?」
「そう、念入りに手直しして完成させた曲。郁の楽譜には、対の楽譜があるんじゃないか?」
「対の楽譜……」
「憶測だけど、もし本当なら周桜は大した策士だな」
貢は「あはは」と声を上げて笑う。
「やられたな」と言いたげな表情が滲み出ている。
「どうしよう……不安になってきた」
「ん……そんなに考える必要はないんじゃないか?」
「だって、対で完成する曲なんて聞いたら……」
「あの動画の演奏ってソロバージョンではなかったってこと?」
「おそらくね、この楽譜はピアノとヴァイオリンの二重奏の形に、一応なっているけれど、俺たちが周桜と完成させた二重奏の楽譜とは違う」
「今、聴こえてる演奏が貢たちと手直しした楽譜なの?」
「そう、念入りに手直しして完成させた曲。郁の楽譜には、対の楽譜があるんじゃないか?」
「対の楽譜……」
「憶測だけど、もし本当なら周桜は大した策士だな」
貢は「あはは」と声を上げて笑う。
「やられたな」と言いたげな表情が滲み出ている。
「どうしよう……不安になってきた」
「ん……そんなに考える必要はないんじゃないか?」
「だって、対で完成する曲なんて聞いたら……」