君と奏でるノクターン
卓上のベルを鳴らすとウェイターが、サッとオーダーを取りに来る。
「本当にお任せでいいのね」
マルグリットは詩月に確認し、シュトルーデル1つと紅茶2つを注文する。
「マルグリット、ずいぶん綺麗な燕さんね」
マルグリットに常連客が話しかける。
「ユリウスのお弟子さんなの。ピアノもヴァイオリンも弾けるのよ」
「まあ~、ステキ」
手を叩たき歓喜しながら、詩月をマジマシと見つめる。
「あら!? あなた、もしかして……ケルントナー通りのヴァイオリン王子?」
ヴァイオリン王子?の所だけ一際、声のトーンが上がる。
周囲が、ざわめき始める。
「何か弾いてもらえないかしら」
詩月はマルグリットをちらと見る。
「今、1番弾きたい曲を弾いてらっしゃい。遠慮せずに思い切り、思いを伝えなさい」
「本当にお任せでいいのね」
マルグリットは詩月に確認し、シュトルーデル1つと紅茶2つを注文する。
「マルグリット、ずいぶん綺麗な燕さんね」
マルグリットに常連客が話しかける。
「ユリウスのお弟子さんなの。ピアノもヴァイオリンも弾けるのよ」
「まあ~、ステキ」
手を叩たき歓喜しながら、詩月をマジマシと見つめる。
「あら!? あなた、もしかして……ケルントナー通りのヴァイオリン王子?」
ヴァイオリン王子?の所だけ一際、声のトーンが上がる。
周囲が、ざわめき始める。
「何か弾いてもらえないかしら」
詩月はマルグリットをちらと見る。
「今、1番弾きたい曲を弾いてらっしゃい。遠慮せずに思い切り、思いを伝えなさい」