一途なあたし。
一人部屋で今日のことを思い出す。
...だめだ、なんか辛い。
すると
『どんどん』と窓を叩く音。
あたしの部屋は2階。
えっ...!
勢いよくカーテンを開けてみれば
そこにはニコッと微笑む旬。
『ガラガラ』
「ちょっと旬危ないって!」
「もう慣れたもんだよ!はいるぞー」
こんなやり取りも...もう何回目なのかな。
実はあたしの部屋のベランダと
旬の部屋のベランダは明らかに設計ミス...
旬がこんなにも簡単に超えてきちゃう近さ。
それでたびたびあたしの部屋に来る。
けど...なんだか久しぶり。
少し前まで曇っていたあたしの心が
なんだか少し晴れた気分。