予想外の恋愛
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「…?」
翌朝、窓から差し込む光の眩しさを感じながら目を覚ました。
いつもとは何かが違う。
それは枕の感触であり、肌に触れる布団の感触であり、手に触れている誰かの体であり…。
「…ん?」
「おはよ」
「え…なに…」
完全に覚醒した私は、今の状況を理解するまでに少し時間がかかった。
ぱっちりと目を開けると、目の前にはニヤッと笑った顔。体に巻き付いた腕。
「う、わああああ!」
「!…うっせえ馬鹿!」
思い出してきた。
昨日は朝田さんとあんなことやこんなことをして、それから、えっと。
「お前がそのまま疲れて寝たんだろうが。どんだけご無沙汰だったんだよ」
「え!そうなの!?ていうか今何時!?」
「えーっと…8時」
「8時!?仕事は!?」
「お前…今日土曜だぞ。俺は休み。お前は?」
「…どうだったかな。確か昼過ぎからラストまでだったような」
「へえ。じゃあまだ時間あるな」
そう言った朝田さんがニッコリ笑いながら私の上に覆い被さってきた。