DarK wIngS
「立ち話もなんだ、家へ入ろう。もうすぐそこだ。」
マークに付いて行きたどり着いた所はミルカが想像していた彼の家とはかけ離れた大豪邸だった。
“お帰りなさいませ、マーク王子”一斉にその屋敷のメイドが彼らを迎えた。
「お坊ちゃま、よくお帰りになられました。はら?このお方は?」
「久しぶりだな、ギルド。元気そうで何よりだ。彼女はミルカ・ブルック、そして彼女のお父様だ。」彼は私の世話係だと言ってマークは自分の部屋にミルカと父を通した。
「どうぞ座ってください」彼はソファーの方を指した。
「王子恐れ入りますが何故ミルカと一緒に?」父は座りながら質問した。
「ゴブリン達から助けたんです彼女を。私には特別な助っ人が居ましたから。私なら彼女を助けられると思って。それに試してみたかったんです、あの偉大な力を。」
「父言っただろう?彼は私の命の恩人だと。」父の横に座っているミルカが言った。
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