DarK wIngS
・・・ここは、どこ? あっ!
ミルカは自分が気を失った事を思い出した。
・・・それじゃここは、彼の家?
「起きたか。気分はどうだ?」そう言いながら彼はミルカの寝ている部屋へ入って来た。そして温かいスープをミルカに渡した。
ミルカにとって見ず知らずの彼は不審者だ。スープに毒が入っているかもしれない。
そうミルカが警戒していたら、不意に彼はミルカの左手を取り観察し始めた。
「・・・ゴブリンか?相当深く印を押されている。」彼はミルカを見た。
「っ関係ない。どうせ私は死ぬんだ。こんな事をしている暇は無い。私には使命がある。」ミルカは強気に言った。

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