DarK wIngS
「私はミルカ・ブルック。年は貴方と同じ。本当に貴方この印を消せるんでしょうね。」ミルカは彼を疑った。
「もちろんさ。来て。」そう言って彼は家の裏口から森の中へと入って行った。
・・・大丈夫なのだろうか。ゴブリンが茂みの中で私を狙っているんではないか。 不安がミルカを押しつぶしそうになった。
「大丈夫。ゴブリンはこの森には入れない。理由があるんだ。すぐ解る。」そう言ってマークはミルカの手を取りまた森奥深く歩いて行った。
ミルカは彼の温もりが彼女の手から伝わるのを感じた。そうするとさっきの不安な気持ちは無くなった。
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