DarK wIngS
ふと前を見ると、そこはこの世の物とは思えない大きな大木が現れた。その周りには水が張ってある。どうやら池の真ん中にあの大木は成っている様だ。
「どうだ?凄いだろう。」そう言うと彼はミルカの手を引き水の上を歩いて行った。
・・・何故沈まない? ミルカは不審に思った。
「大丈夫、これはあの大木の力。解った?この木ならその刻印を消せる。ほらもう消え掛けているじゃないか。この木は邪気を消化する力がある。そして強力な魔術師でもある。邪気の塊で出来たゴブリン何かがこの木に勝てる訳無い。」
「凄い。でも何故?この木があればこの世にゴブリンは居ないはず。こんなに強い精気を持っているなら。」ミルカがマークに聞いた。
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