DarK wIngS
彼女はふら付きながらも森の出口へと向かって一心不乱に走った。
「どこへ行くんだ?そんな体で。」マークがミルカの背中越しに叫んだ。
「私は、私には使命がある。」ミルカはそう言ってまた走った。
後ろからマークがミルカを追って来ている。
「まて、何処へ行くのだと聞いているのだ。」マークはミルカの腕をつかんだ。
「ルキュウル王国へ。満足したか?」ミルカはマークを睨んだ。
「ルキュウル。よし、私も行く。」マークは決心したように言った。
「えっ?」
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